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論集 加賀藩前田家と八丈島宇喜多一類

関ヶ原合戦に敗れた備前岡山の大名宇喜多秀家。

八丈島に流された秀家親子とその子孫の実像を、加賀藩前田家との関係を通じて明快に復元する。

新たな史料を駆使して描かれる没落大名の軌跡。通説を切り崩す、古今に類書を見ない研究成果。

 

著 者:
大西泰正
定 価:
¥2000(税込:¥2160)
発行日:
2018.08.25
ISBN:
978-4-86627-051-7
判 型:
A5判
頁 数:
188 頁
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目次

はしがき
初出一覧・凡例・宇喜多氏等略系図

 序 章 没落後の宇喜多秀家…2
  一、はじめに…2
  二、秀家の逃亡と潜伏…2
  三、秀家助命…9
  四、芳春院の支援と孫九郎の異変…15
  五、沢橋伝承再考…23
  六、旧臣の支援と秀家の最期…28
  七、小括…36

 第一章 加賀藩前田家と八丈島宇喜多一類…47
  一、先行研究とその問題点…47
  二、八丈島への支援事例…51
  三、小括…81
 第二章 八丈島支援の諸相…91
  一、はじめに…91
  二、送付物資について―享保十三年の事例―…93
  三、送付決定について―延享三年の事例―…102
  四、藩主在国中の送品―宝暦八年の事例―…109
  五、年間二度の白米送付―寛政八年の事例―…117
  六、小括…128

 第三章 宇喜多一類の赦免とその東京移住…136
  一、はじめに…136
  二、最後の送品…136
  三、明治二年の赦免と東京への移送…139
  四、金沢移送の頓挫と旧平尾邸への移住…146
  五、板橋の地所下げ渡し…154
  六、小括…159

 終 章 総括…164