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長い道

長い道

太平洋戦争末期、父のふるさとへ一人で疎開した少年。土地っ子の級長が除け者にしたり物語を強制したりさまざまな屈従を強いるが、いじめられっこの魂が爆発、ついに暴力が―

篠田正浩監督「少年時代」として映画化された疎開文学の傑作。著者は芥川賞作家。

著 者:
柏原 兵三
定 価:
¥1900(税込:¥2052)
発行日:
1983.11.20 [第2版] 2013.02.11
ISBN:
978-4-905345-38-1
判 型:
四六判
頁 数:
460 頁
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目次

 柏原兵三文学碑のこと〈大江健三郎〉
 小説の舞台となった付近図

序章
第一章
第二章
第三章
第四章
第五章
第六章
第七章
第八章
第九章
第十章
第十一章
第十二章
終章

「疎開」随筆
 富山と私―疎開時代の思い出
 疎開派の「長い道」

各紙書評
 疎開少年のひたむきな生活〈松本道介〉
 疎開児をめぐる愛憎   〈朝日新聞〉
 子供たちの政治的状況  〈加賀乙彦〉
 富山県を舞台に力作   〈間野潜竜〉
 少年の目がみた戦争   〈山田智彦〉
 学童疎開の小説     〈日本経済新聞〉
 骨太い柏原文学を生んだ『長い道』〈奥田淳爾〉

年譜
編集後記