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ひとと出会う/自分と出会う

日本の戦後史・史学史・民衆史を個人史でいわば串刺しにした切れ味鋭い著作(一橋大学名誉教授吉田裕氏の推薦の辞)。安丸良夫・黒田俊雄・竹内好・武田清子・家永三郎・荒畑寒村ほか電気屋のロン氏まで16人を紹介。

著 者:
小澤浩
定 価:
¥1300(税込:¥1430)
発行日:
2020.12.24
ISBN:
978-4-86627-097-5
判 型:
新書
頁 数:
254 頁
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目次

●この本を読まれる方々へ 1

 Ⅰ 人生の先輩たち
1.荒畑寒村—その「人情社会主義」に触れて 10
2.電気屋さんのロン―英国で見た「庶民の円熟」 18
3.出分重信—「兵事係」を生き抜く 28
4.小澤達三—「くらら咲くころ」に託した夢 45
5.小澤梅子—「平和をつくり出す人たちは幸いである」 61
6.小澤和平—耳に残る『風の又三郎』 81
7.宮本義弘—「見えざる者の手」に導かれて 89
8.Tさん親子のこと—「ユートピアが消えてゆく」 94
9.A氏―「無実はさいなむ」 109
10.「文構」と「文人」の素敵な仲間たち―「世界一のウェディング」を演出したのは 116

 Ⅱ 学問と思想のはざまで
11.安丸良夫—「退き口」の戦いを全うせよ 130
12.黒田俊雄—「黒田史学」のまなざし 143
13.竹内好—「抵抗」の精神が育んだ知性の重み 152
14.橋川文三—「パス!」の一言が… 176
15.武田(長)清子—人と世の”悪”を見据えて 192
16.家永三郎—「たましひの自由を求め、われは闘う」 218

●もう一つの出会い—マリジョーのこと —「あとがき」に替えて— 244