富山の出版社 本づくりなら 桂書房

富山の小さな出版社「桂書房」。富山での自費出版、本づくりならお任せください。

朝から「残業」する教師たち

身近なはずの学校の内実は意外に知られていない。ブラックな職場と揶揄されるのはなぜか。学ぶ子供たちに心配はいらないか。教師の実態は如何に。教師と学校のありのままを描き、学校教育に一石を投じる、元教師の著。

著 者:
福田哲史
定 価:
¥1300(税込:¥1430)
発行日:
2021.09.07
ISBN:
978-4-86627-105-7
判 型:
四六判
頁 数:
219 頁
この書籍に関するお問い合わせ

お問い合わせ・ご意見・ご感想は専用フォームよりお送りください。

目次

はじめに

第1章 意外に知らない「学校」と「教育」…1
 学校というところ…3
 減る子供と学校…6
 全体に奉仕…9
 学校はなんでも屋…10
 教師の一日…13
 働き方改革の行方…16
 教師の責任…18
 教育の原点…20
 平等と正義の砦…22
 ○○教育の氾濫…24
 時間割の裏話…26
 ゆとり教育の愚…29
 免許更新制への怒り…31
 読書を進める理由…34
 生活科と総合的な学習の時間…36
 低下しているか 学校の教育力…38
 窮屈さの中…40
 学校の危機管理…42
 講師と教諭…44
 学校からなくなったもの…47

第2章 教師の百人百様…51
 教師になる人…53
 学級崩壊のこと…55
 おそれ多い名刺…58
 スーツとスニーカー…60
 教師はセンス…62
 「子供のために」というきれいごと…64
 教師のコモンセンス…65
 人気の教師、嫌われる教師…68
 時に必要な批判…69
 つぶしが効かない甘さ…72
 教師の上昇志向…73
 非教育学部系教師と転職組教師…75
 自尊感情を育てる使命…77
 地味でも基本重視…80
 「割れ窓理論」の実行…82
 教室を救う教師…84
 変わる気質…86
 輝くとき…88
 真の先生…91

第3章 子供たちの学校生活…95
 挨拶が苦手…97
 なくせるか、いじめ…99
 子供への”罰”…101
 行き過ぎた行動…103
 威光を笠に着る子供…106
 親のクレームと連動…107
 食物アレルギー…109
 足りない体験…111
 二つの症候群…115
 子供に見られる変化…117
 殺傷事件の考察…119
 大きな養護教諭の存在…122
 現代っ子のマイナス気質…124
 子供たちの休み時間…125
 軽視できない政治の影響…127
 大きな親の存在…129
 苦手な勤労…131
 好かれる理由、嫌われる理由…132
 感動を与えてくれた子供たち…134

第4章 学校は”ブラック職場”!?…137
 早朝から始まる”残業”…139
 絵に描いた餅の休憩…141
 当てが外れたこと…143
 広すぎる守備範囲…145
 月月火水木金金…148
 夏休みと冬休みの誤解…149
 提灯学校…151
 残業の付け替え…153
 身を粉にしての教頭…155
 早い退勤への不満…158
 険しい授業までの道…159
 「安月給でがんばれ」…161
 手を焼かせる子供たち…162
 学校なのに家庭教育…165
 安心安全の重圧…167
 クレームの現実…170
 隣り合わせの危険…172
 ヒト・モノ・カネのはなし…175
 教師がつくるブラック…177

第5章 よい教師の決め手は授業…179
 授業って何…181
 学び方のいろいろ…184
 四つの使命…187
 分かる授業、楽しい授業…189
 痛々しい授業…191
 授業に必要な五か条…193
 朱書きは量ではなく質…195
 板書と発問…197
 知識をおろそかにする愚行…199
 「詰め込み」のすゝめ…201
 シュミレーション…203
 アウトプットの力…206
 指導と評価の一体化…208
 授業の見方…210
 通知表のつけ方…212
 授業とともにみえるもの…215

あとがき…217