富山の出版社 本づくりなら 桂書房

富山の小さな出版社「桂書房」。富山での自費出版、本づくりならお任せください。

加賀藩研究を切り拓くⅡ

本書は、木越隆三氏の古稀記念論文集である。

木越氏の論稿とその趣旨に賛同された17名の寄稿論文からなり、加賀藩の政治や経済、文化・社会に関する論考のほか、加賀前田家にゆかりの深い人物の事績に関する論考を収録。

著 者:
木越隆三[編]
定 価:
¥4000(税込:¥4400)
発行日:
2022.11.30
ISBN:
978-4-86627-125-5
判 型:
A5
頁 数:
473 頁
この書籍に関するお問い合わせ

お問い合わせ・ご意見・ご感想は専用フォームよりお送りください。

目次

序 言  石野友康


小松寺庵騒動にみる「寺法」・「国法」の相依関係  木越隆三

宇喜多秀家の八丈島配流年代  大西泰正

「加藩国初遺文」にかかる一考察  岡嶋大峰

寛永期加賀藩の走百姓 ー寛永八年五十八か条定書の意義ー  見瀬和雄

加賀藩前田家における鷹匠と鷹の飼育・療治  林 亮太

宝暦期の凶作と能登奥郡  武井弘一

近世中後期の加賀藩と勝興寺 ー勝興寺一件と天保年間の後住一件をめぐってー 千葉拓真

十村石黒家と御預人参御用  袖吉正樹

加賀藩主前田斉広の初政と夙姫の入輿  石野友康

加賀藩の「測量方」石黒家の家計と測量役銀  野積正吉

加賀藩領内疱瘡の流行と種痘  池田仁子

奥村栄通筆「読候経書雑本等記」 ー加賀藩年寄衆八家の部屋住庶子の読書記録ー  竹松幸香

加賀の国学者田中躬之伝  鷲澤淑子

近世後期在郷町井波における百姓層維持の構造  小西昌志

加賀藩十村の「威権」と人事 ー幕末期の越中国砺波郡を中心にー  上田長生

幕末維新期の武士と政治情報 ー加賀藩士による風説書の基礎的分析ー  堀井美里

壮猶館における職人と軍事技術 ー『一東視窮録』の「兵器」をめぐってー  本康宏史

幕末期加賀藩における京都警衛の特質  宮下和幸


木越隆三 略歴・著作一覧

あとがき  木越隆三

関連書籍