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司令部偵察機と富山

太平洋戦争末期、陸軍最高性能機の生産は空襲を避け富山県の呉羽紡績工場(大門・福野・井波)に移され、更に庄川町山腹に地下工場を建設すべく一国家が個人を踏みにじるその様子は、現・国家保護法の発動時が想像され緊要なルポ。

著 者:
松本文雄
定 価:
¥1500(税込:¥1620)
発行日:
2006.7  2014.12 2刷り
ISBN:
978-4-903351-14-8
判 型:
四六版
頁 数:
195 頁
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目次

1章 三菱重工第11航空機製作所の分散と疎開
 太平洋戦争の経緯
 軍需工場の分散と疎開
 三菱重工名古屋製作所の分散と疎開
 司令部偵察機の生産部、富山へ移動
 大門工場(本社)
 福野工場
 金沢工場
 井波工場
 呉羽紡績の木製飛行機作り
 出町の中越航空

2章 雄神地下工場
 地下工場の建設と地区の受入れ
 労務者の同居強制
 朝鮮労務者たち
 工事の様子
 トンネル跡の調査
 兵庫朝鮮関係研究会の方々の調査
 詳しいトンネルの記録
 トンネルの地図へのプロット
 その他の「宿舎」と「半地下工場」
 敗戦と朝鮮労働者
 航空機製作所それぞれの終戦

あとがき