富山の出版社 本づくりなら 桂書房

富山の小さな出版社「桂書房」。富山での自費出版、本づくりならお任せください。

勝山敏一による随筆集です。桂通信図書目録の冒頭に収録されています。

No.9 ゴマメのはぎしり…

●5月末に東京大学で行われた歴史学研究会大会に書籍販売に行ってきた。 参加出版社30あまり。 東大出版会や吉川弘文館らの巨大書籍群の中へ、 わずか十数点の書籍をひっさげて(!)上京した地方出版社は初めてのことだそうで、 …

No.8 たくさんの水が橋の下を…

●長い時間をかけてようやく実現する本が2冊。 一つは 『應響雑記』 (上)。 これはもう小生が出版に関係ない仕事をしていた20年前から誰か出してくれないかと待ちわびていたし、 自分で出版を始めた時も、 すぐその段取りにか…

No.7 やはり、 歌が要る!

●昨年の暮、 小社の編集校正を一手にひきうけていた渡引礼子さんが退職、 帰郷された。 故郷の勝田市 (茨城県) で一人暮らしの母堂に老齢もあって付き添いが必要になったからである。 薄給に耐えての5年間、 小社の創業期をよ…

No.6 いま、 地方出版は?

昨年暮に地方小出版流通センターから出た情報誌 『アクセス』 によれば、 10年目にして地方出版は今、 安定期に入りつつあるという。 社員3人以上、 月1点、 年間10点の刊行が一つの目安で、 多くの社がこれをクリアーしよ…

No.5

2月8日 円高不況を声高に叫びながら、 一方で内需拡大を訴えるなんて、 考えてみればナンセンス。 まして、 輸出品総額の何倍ものお金がマネーゲームに投ぜられているというから、 今にひどい目にあうのは、 そんな人たちだけだ…