富山の出版社 本づくりなら 桂書房

富山の小さな出版社「桂書房」。富山での自費出版、本づくりならお任せください。

勝山敏一による随筆集です。桂通信図書目録の冒頭に収録されています。

No.32 人の心の動きようは百年たっても…

「感化院の出身なの?」 友人に真面目な顔で問われた。 年賀状に《私もとうとう執筆側に回ってしまいました。 『感化院の記憶』 という本を出します》と書いたからだ。《いや! 違うよ》一瞬、 その率直さに吹き出しそうになったが…

No.31 かけがえのないものを失って

小社の 『記憶』 シリーズは7冊となった。 『村の記憶』 を出す時に《廃村》という語では村の人々を悲しませてしまうというので《記憶》という語を使用したのが切っ掛けだが、 元住人の方々からご注文をいただきながら思ったことが…

No.29 大統領の頭にズベをこしらへる

「ルーズベルトの頭に爆弾を落として大きなズベをこしらへます」 新刊 『ヒロシ君と戦争』 はアジア・太平洋戦争の真っ最中、 1942年から48年まで書かれた絵日記に注釈を付した総集編。 冒頭の文は昭和19年、 少年7歳の時…

No.28 「ウマーゼン、 ウマーゴ」 の楽しみ

新刊の 『北前の記憶』 は港の古老たちの聞き書きだが、 中にこんな話が出てくる。 「家の爺さんな弘化四年の生まれ。 寺子屋行ったがだと。 新聞でも《マーゼン、 マーゴ》いうて読んどんが。《さ、 何いうて読んどんがい》見る…