米騒動に関する本を2冊出す。大正7年(1918)富山県米騒動の最初期を多数の聞き書きで再構成する『水橋町の米騒動』(井本 三夫)と、富山・新潟を江戸期まで遡る拙者『女一揆の誕生』。2冊とも、値が高騰して米が買えなくなった…
明治二十三年、(一八九〇)四月十七日、富山県境に近い、新潟県の能生町で一揆を起こした女房たちが叫んだ語。米価が高騰、小売りをしてくれなくなった米屋を襲って彼女らが、いざうち壊さんと空いたお腹の底をしぼり上げて叫んだもので…
大正七年(一九一八)八月七日の高岡新報は、富山県水橋町で起きた女一揆を受け、隣の滑川町でも昨夕八時ごろ「老若男女」二千名の大集団が米屋の前に集結し「生活難を絶叫」したと伝えた。全国に米騒動の起きるきっかけになったといわれ…
ベーシック・インカムについて語る人はまだ多くない。 全ての人に無条件で基本所得を配分しようという構想。 病気の人にも老いた人にも口のきけぬ赤ん坊にも、 全ての人に一ヵ月ん万円を支給していく。 財源プランの一つはこう。 現…
「希望は、 戦争。」 は31歳フリーターという青年が 『論座』 に投稿したエッセイの副題。 卒業時が就職氷河期で入りたい会社に入れなかった世代だが、 政策にも見捨てられてフリーターのままだ、 希望を持てない社会がこのまま…