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おわら風の盆

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「うたわれよ~ォ わしゃはやす」

 

おわらの季節がやって来ました。

この時ばかりは八尾は熱いです。

「風の盆」の9月1日から3日の間、

哀調溢れるおわら踊りが町中繰り広げられます。

 

ところで、この「風の盆」誰が命名したのでしょうか?

『おわらの記憶』(桂書房刊)を読むと、

明治の中ごろには「豊年盆」といって、

9月4・5日に若者が三味線を弾いて騒ぎまくり、

うるさくてしょうがないという記録が載っています。

「風の盆」という言葉は、本来は「豊年盆」と言われていたが、

この頃は台風がやってくる時期だからであったようです。

ところで明治30年頃に突如として「おわら節」が出現します。

新聞記事は「盆遊び」と報道しています。

昭和に入って現在踊られている新踊りが登場します。

八尾も当初はこんなに賑やかではなかったのですが。

色々な人が色々仕掛けて今があるように感じます。