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怪談紀行

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桂書房編集部が足掛け4年かけ、県内に取材した「越中怪談紀行」がようやく出版されました。

 

この本の凄いところは消えつつあった伝説を

もう一度現代に引き戻したところにあるといえます。

例えば「神通川の川鰈(かわかれい)」は、

かつて神通川に大きな鰈が住み着いていて、

この鰈が反転して白い腹を見せると

船橋を渡っていた旅人が目がくらんで神通川に落ちたという伝説です。

この伝説は地元に今も残っています。

 

この川鰈は「ヌマカレイ」の別名だそうで、

このカレイは体長が40センチ余りの淡水に住む種とか。

恐らく神通川に大きなヌマカレイが生息していたのではないかと思います。