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長谷川トントン

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とある方からお手紙を頂きました。
この方は、幼少の頃(戦時中)父の実家があった富山市柳町に疎開。
しかし戦災があり、また父親も亡くなって柳町の実家の所在地は不明。
小さい頃の思い出として
鮮明に記憶にあるのが「長谷川トントン」という家。
トントンという手作業の音が聞こえていたのでしょうか?
このお宅は富山売薬の内職をされていたようです。
疎開先の手掛かりを探せないかという内容でした。

編集部では、頂いた手紙の内容から父親の実家の所在地を特定し返事を書きました。
感謝の電話を受け恐縮。

富山市は戦前「大富山市」と称され躍進を遂げていました。
桂書房では、往時を出来る限り復刻しようと調査を重ねています。
近刊としては
    「もうひとつのプロジェクト」
    「神通川むかし歩き」
があります。
これからも、こだわりを持って版を重ねていきたいと思っています。