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新刊案内「越中怪談紀行」

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桂書房では『越中怪談紀行』を編纂しています。

8月に出版予定です。

これに関連して、

富山家中滝川左膳屋敷には「焼き味噌」を禁ずという家訓があったと『越中奇談集』には書いてあります。

この滝川家は戦国武将、滝川一益を先祖に持ち、その一族が前田家に仕官したものと思われます。

富山藩の滝川家は富山城大手に屋敷を構えていました。

なぜ滝川家では焼き味噌がダメなのかというと、滝川家でこれを作ると座敷に怪しい人が出るとの事です。

 

ところで「焼き味噌」について調べてみると、「湯漬け」つまりご飯に湯をかけて食べるときに薬味として「焼き味噌」を添えていたようです。

この「湯漬け」は、戦国時代、出陣する前に湯漬けを食べたというのが物語にはよく登場します。

織田信長が桶狭間に出陣する際「湯漬け」を食したという話が有名です。